農民画COLLECTION

張新英さんの作品

金山農民画の最高峰・張新英さんの作品です。彼女抜きで金山農民画は語れません。金山農民画の創始者・呉彤章先生の奥様で、なんと47歳で定年退職されてから絵を描き始めたのだとか。 作品へのこだわりは人一倍で、市場流通量の少ない画家のひとりです。猫が大好きで、ご自宅にもたくさん猫がいました。1996年ユネスコ第一級民間芸術家に認定。

              江南小鎮                                             厨房一角                    初春                                             喂牛                     糊鞋箔                                                                            麺作り         かまど                                           去外婆家           朝市へ                                          あやとり                                      又是春風到

先日ご自宅を訪問した際に、作品の解説をしていただきましたので、ちょこっとご紹介しますね。鶏が疾走している作品「旋風掃落葉」。えさをとりあっている鶏がおいかけっこをしているうちに、風ができてすっかり落ち葉を掃いてしまいました。張新英さんの作品のタイトルにはいつもセンスを感じます。


「旋風掃落葉」

そして、上海といえば上海蟹!の蟹を描いた作品「漁家酒」。新鮮な上海蟹、これ黒酢でいただくのが本当においしいんですよね〜。真ん中にあるのはお酒で、その右にはお酒をくむ柄杓が置かれています。ところで左におかれている黄土色のもの、これなんだかわかりますか?実はこれ、江南地方特有の水たばこなんですって。水タバコを吸うのは大体年配の男性。人物は描かれていませんが、用意されたお酒と水タバコで、ご主人とお客様が想像できますね。



漁家酒

張先生の作品追加です!「茶館一角」はそのタイトル通り、茶館の片隅ですね。積み上げられた中国将棋の駒のようなものは、茶碗です。この作品は農民画院の倉庫から発見、譲っていただきました。「迎新客」はお客様へのお茶とフルーツを描いた作品です。この作品で注目したいのは下に敷かれた土布と呼ばれる織物。この地方の農村で昔はよく織られていたそうですが、最近はすっかり見る機会が少なくなっています。

 
茶館一角                      迎新客

そしておだんごの作品を2点後紹介しましょう。中国では旧暦の1月15日、新年を迎えて最初の満月となる元宵節に、おだんごを食べる習慣があります。「煮湯」は大きなお椀にお団子が山盛りで、側に水タバコが描かれています。もう誰のお椀か、おわかりですね?「吃湯圆
」は大きなお鍋でお団子を煮ているところを描いています。周りに配された色とりどりの丸はお椀です。お団子は水に沈みますので、鍋にくっつかないように右側にある黒い棒で底をかきまぜます。そして食べごろになると浮かび上がってくるので、同じく右側にある網ですくって、おいしくいただくんだということです。おいしそうですね!

 
 煮湯圆                              吃湯



コレクションに戻る