農民画COLLECTION

曹秀文さんの作品

曹秀文さんは金山農民画の初期からの制作者のひとりです。彼女は若いうちから農民画制作に参加したため、たくさんの先生方に「曹おじょうさん」と呼ばれながら、その才能を愛されてきました。
代表作は「春意」。これは曹さんが杭州を訪れた際、現地の茶畑を見てひらめきを感じたのだそうです。しかしあの生い茂る茶畑をどう表現していいかわからない。上海に戻ってから試行錯誤を重ねるうち、ふとしたことで動物園で目にした孔雀の羽根から、この表現方法に行き着いたそうです。そう言われてみると孔雀の羽根のようにお茶の葉が広がっているように感じますね。

また、作品「回娘家」はなんでも日本のふるさとの風景を描かれている原田泰治画伯の影響を受けて制作された作品なんだとか(これについては後日改めてまた語りますネ)。
そして作品「採薬姑娘」はハーブ摘みの女の子という意味ですが、農民画初期作品に見られるリアリティが色濃く残っている一方、画面を豊富に埋め尽くす呉先生の指導の影響も見られ、私見ですが農民画の過渡期の痕跡を残す作品として興味深い作品です。上海美展で優秀賞を獲得しています。ちなみに、本人曰く、この女の子は自分ではない、そうです。結構似てるんですけどネ…(笑)
曹さんは今は農民画村で筆をとっています。とても気さくなお話好きの女性で、いつも楽しい気分にさせてくれる画家さんです。

  
春意                          回娘家

採薬姑娘


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