農民画COLLECTION

曹金英さんの作品

曹金英さんの作品をようやく入手できました。彼女は1935年生まれ。小さい頃からお母さんが刺繍をしているのを目にしていたそうですが、農家に嫁いでから布製の枕や靴、こどもの帽子や腹かけなどを村人のために作っていたそうで、配色がとても好評だったそうです。
1977年、農民画院の呉先生が彼女の刺繍作品を見て農民画制作に誘い、1978年より農民画院で学習を始めました。「学び始めの頃は緊張して夜も眠れなかった」曹さんに、呉先生は「あなたはすでに立派な芸術家です、農民画にただあなたの色をつければいいのです。私は新華書店(中国最大の書店、絵なども取り扱っていた)に掛けられているようなああいう絵を学んでほしいわけではありません。あなたは彼らの絵を学びきれないでしょうし、彼らもまた同じです。皆それぞれに専門があるのですから」とやさしく語ってくれたそうです。
この一言で彼女は「開眼」、心の中にあるものを思いのままに描くことができるようになりました。曹さんは自身のルーツである刺繍について、最後にこう語っています。「農村婦女の作る刺繍の花は、心の花なんだよ」

代表作は「満月」や「村頭魚市」で、これらの作品は国内美術展で賞を獲得しています。また下記の作品「魚塘」は農民画院の包装のデザインに長い間使用されていたので、皆さんも目にされたことがあるかもしれませんね。この作品は青と白だけのシンプルな作品ですが、それによって藍印花布をイメージしているのは明らかですね。金山の農家には魚の生簀がありますが、夏の暑い日にお父さんと娘さんたちが餌やりをしている微笑ましい絵柄です。餌を目当てにたくさん魚が集まってきましたが、おやおや、遠くからアヒルまでやってきましたよ。



 魚塘


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