農民画COLLECTION

陳徳華さんの作品

陳徳華さんの描く人物はみんな白目です!!ちょ〜っと怖い気もしますが、それが彼女の作品の特徴なんですよね。中国郵政の切手にとりあげられた「看電影」(映画を見るの意。屋外上映ですね〜昔の農村の楽しみのひとつだったのでしょうか、とても楽しそうです)の他、中国の伝説を画題にした作品が多く、七夕のお話を描いた「鹊橋相会」や中国古代の四大民間伝説のひとつ「白蛇伝」を題材にした作品が代表作です。
惊変」はその「白蛇伝」の1シーンで、妻の正体を知った男性が気絶する姿が描かれていますが、呉先生の指導による平面化の特徴が画面に十分に反映されていて見事ですね。
陸先生曰く、彼女の作品は芸術的には評価されないかもしれないが、民間伝説を愛する素朴な気持ちで描かれた本物の農民画、だそうです。
11作品が中国民間芸術博物館に収められています。

   牛郎績女                              寅年   
  
看電影                                      橋相会                   

惊変

「白蛇伝」のあらまし
 昔、峨眉山にいた二匹の蛇が人の世に憧れ、美女に身を変えて杭州西湖にやってきた。二人は雨の断橋で「許仙」という若者に出会う。「白素貞」と名乗った白蛇傘を貸してくれた許仙と恋に落ち、やがて二人は夫婦なった。
 金山寺の住職「法海」は素貞の正体を見抜き、二人を引きすために端午の節句に素貞に邪気払いの雄黄酒を飲ませるよう許仙に勧める やむなく一杯飲ん素貞具合が悪くな帳の中で横になるが、許仙が戻るとそこには白蛇がい許仙は気絶してしま

 
白蛇は気絶した許仙を悲しみ、命懸けで仙山にある霊芝を手に入れて許仙の命を救う。許仙は一命をとりとめ、素貞もうまく言い訳して夫の疑いを解いたが、法海再び
現れる。
 
金山寺に閉じ込められた許仙を救おうと素貞は法海と戦うが、身重の素貞は法海に敗れてしまう。逃げ落ちた素貞金山寺から逃げ出し許仙は、初めて出会った断橋で再会し、そこで許仙は妻の身の上を知る。しかしその愛の深さを悟り、許仙は妻が蛇の化身と知っても一生添い遂げようと決心する

 
やがてふたりに子どもが生まれ一ヶ月が過ぎたころ、法海が三度われた。許仙の願いも空しく、法海は神々の力で素貞を西湖湖畔の雷峰塔に鎮めてしまった

(この後もう一匹の蛇が彼女を救い出してハッピーエンドで終わるパターンもあるようです)


その後、「白蛇伝」の連作を入手しましたので、アップします。実は陳徳華さんは娘さんを早くに亡くされているそうで、そうした心情が愛する者との別れを描いた「白蛇伝」に反映されているのかもしれません。

 
盗仙草                         雷峰塔

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